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徳之島ノート

2014.8.11

徳之島ノート No.17 「台風情報差」

この夏、徳之島に長期滞在しているが11,12号と、すでに2回台風の洗礼を受けた。海空の定期便は全て欠航して孤立したが、島の東西の近海を通過した台風の強風は「こんなの本物の台風じゃない」と住民がいう程度のものだった。

太平洋高気圧の縁を迂回するように、ほとんどの台風は北上する。ちょうどその北上経路に沿うように沖縄、奄美群島が連なっている。台風は奄美を通過してから1~2日を経て本土に達する。奄美群島は台風の通り道、台風銀座なのである。北緯30度のあたりで、上空の偏西風により速度が早まって本土に上陸するまでは、動きがゆっくりで長時間暴風雨に曝される。

島で台風の通過をじっと待っていると、暴風雨に遭う本土との時間差だけでなく情報差があることに気がついた。テレビの報道は、ほぼ全て東京からの視点で情報を発する。鹿児島からの情報も九州本土の視点だ。島の現実とマスメディアの情報がずれている。情報をそのまま鵜呑みにするわけにはいかない。自ら雲の動きや海の様子を見て情報収集し判断する必要に迫られる。ある主婦が「わたしは米軍の台風情報を一番参考にしている。テレビの台風情報は過保護だから」といっていたのが印象的である。島の住民は台風には相当、鍛えられている。 宮本隆司

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11日朝現在、亀徳新港待合所 いまだ欠航がつづく