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徳之島ノート

2014.8.17

徳之島ノート No.19「井之川・夏目踊り」

徳之島町井之川で16日夜、行なわれた夏目踊りを見た。踊りに先だって夕方から浜下りが行なわれ海辺で酒宴があった。すべて昔からの仕来りがあり伝統文化が今でもしっかり住民の中で生きている、井之川集落の現在を直に体験することが出来た。

夏目踊りは非常にシンプルな踊りである。手持ちの太鼓を打ち鳴らすだけで、衣装など無く普段着のまま集落の路地や住宅の庭先で踊る。踊り手、歌い手、太鼓打ち手がみんな一緒で役割が分かれていない。男衆と女衆が交互に歌い、古代の歌垣の形態を今に残しているのだという。

海辺の道で夜10時過ぎに集まった人々が、なんとなく歌い踊り始める。シンプルな歌と踊りと太鼓の律動が、何時までも次から次へと家を訪ね歩いて朝まで延々と繰り返される。始まりも終わりもはっきりとしない。すべてが夜の闇に緩やかに溶け合って過ぎてゆく。   宮本隆司

1浜下り5O8A1098

井之川浜、ヤドゥリという仮小屋の名残を示す棒に囲まれての浜下り

2浜下り5O8A1077

ヤドゥリの脇には小さな、かまどが作られている

3夏目踊り5O8A1153

海辺近くの道で始まった踊り、緩やかに始まり次第に高揚する

4夏目踊り5O8A1186

集落の家を一軒毎に皆で訪ねて庭先で歌い踊る

5夏目踊り5O8A1238

路地から路地、家から家と移動して明け方まで歌い踊る、空は満天の星と天の河

Photos by Ryuji Miyamoto